「おはゴッフィー」
Windowsだとこの挨拶が一発で変換できなくて・・・ブチギレ寸前のゴッフィーbotです。Macbook saikou!!
さて、最近どうも周りから”ある声”を聞きます。それは…
「レートがインフレしてるぜ!」
はい。よく聞きます。同じように感じている預言者も多いのではないでしょうか。
しかし一言に「インフレ」といっても、実はその理由や実態は少しばかり複雑だと思われます。そこで今回はなぜレートがインフレしているか、インフレ現象からどのようなことが考察できるかについて解説していきます。
そもそも、本当にレートはインフレしているのでしょうか? ”偶然”もっていた昔のランキングの数値と比較してみます。
2021年 | 3/29 | 5/1 | 6/22 | 7/7 | 7/24 |
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TOP15 | 2174 | 2213 | 2280 | 2410 | 2532 |
ン上がりスギぃ!!こんなのおかしくなっちゃう!!!グウジ様助けて!!!
と、特に上位層でレートのインフレが進んでいるのは明らかです。いったいなぜなのか、その理由について簡単に考察してみます。
まずはシンプルに真剣タイマンのプレイ人口が増えたことが影響しています。明確なデータがあるわけではありませんが、緩やかにプレイ人口は増えている感じがします(ゴッフィー中毒者並感)。
人口が増えればそれだけレベルも上がるので、ある意味では当然の現象だといえます。
これが今の一番大きなインフレ原因です。相手のレートによってもらえるRPが左右されにくくなりました。
3月の時点では上位だと勝って+9、負けてー23でした。しかし、現在は上限が+14、-18になったことで「勝敗数がレートに反映されやすくなった」と考えられます。
これ自体は非常に素晴らしいことなのですが、理由の一つではあります。
今後さらに上位勢のレートが伸びる要因はこれです。記事執筆時点での仕様では「上位陣はレート2000以上であれば誰でもマッチングする」ようになっています。
が、今のレート2000は中級者が集うラインであり、細かいプレイングはどうしても上位陣と比べると劣ります。この点については後で詳しく説明しますが、少なくとも現行のマッチング制度が上位陣のレート維持に影響していることは明らかでしょう。
色々とインフレ理由を考察しましたが、実はランカー下位の水準はそこまでインフレしていないのです。
手元にスクショなどの資料はないのですが、私の記憶では3月時点でTOP500はレート1960〜1980でした。現在のTOP500は2110なので、だいたい120〜150ほどの水準UPですね。
これはTOP15のレート400UPと比べてかなり小さい上がり幅です。一体なぜこんなにも差があるのでしょうか。
今回の記事におけるポイントはここからです。耳の穴かっぽじって読んでね。
現行の制度で仮に相手が全員格下(レート傾斜-2)だとすると、
9勝7敗でレート変動が±0になる
計算になります。
つまり勝率が56.26%以上であれば、絶対にレートが上がり続けるのです。
これをレートが上がり続ける「理論値」勝率と位置づけましょう。
とは言っても、記録をつけている方ならわかると思いますが…長期的に勝率56%を維持するのはかなり難しいです。「ずーっと9勝7敗をキープしなければならない」というとその難易度がわかると思います。
ところが、ランキング1ページ目にいるような上位陣は56%に近い、もしくは56%を超える勝率を維持することができます。
私の成績でいうと、直近1165戦で勝率は58.2%、現行制度に変わってからの728戦でも56.33%ですから、理論値を超えた勝率を維持できているといえます。
つまり、理論値越えの勝率を出せる預言者は「やればやるだけレートが上がる」状態なのです。もちろん下振れを喰らうときもありますが、何百戦もやると平均レートがどんどん上昇するのです。
一方で、理論値勝率を維持できない預言者は「やればやるほどレートが上がる」ということはありません。相手が全員格下であればレートが下がってしまいます。ですから、周りのレート上昇で同格相手が増えるに従って、緩やか〜にレートが上がることになります。
これが”TOP層だけ異常にレートがインフレする”大きな理由だと考えられます。
(50位から20位まではRP約100差しかないが、その上からは一気に差が開いている。)
この現象は「対戦相手が強くなる」ことで自然と解決すると思われます。簡単にいえばレート2200以上同士でマッチングさせるように変更、とかが効果的ってことです。
正直ガチでうまい人相手に勝率56%はまずキープできないので、自然とレートは落ち着くと思います。とはいえ、現時点で期待値勝率をキープできているのは多くて10人程度ですから、そのあたりの調整も難しくなる可能性はありますが・・・
まあ私は運営ではないので、突っ込んだ話はこれくらいにしておきましょう。グウジさん、運営チームへの参加オファーお待ちしております。
余談ですが…このインフレの面白いところは、レートのインフレ自体は歓迎されるべき現象だということです。
水準が上昇するのは”勝率がレートにしっかりと反映されるようになった”からであり、相手ガチャ(強い相手と当たるかどうかで勝負が決まってしまう)状態だった以前よりは随分改善されています。
理論値越えの勝率を出せるのは極一部なので影響は小さいですし、逆に理論値を60%など高く設定してしまうと以前と同じ相手ガチャに戻ってしまうので改悪になってしまいます。また、全体のレベルがもっと向上すればTOP層も勝率を維持できなくなって、自然と今の現象が解消される可能性もあります。
今後、理論値越えプレイヤーが増加しすぎた場合にマッチング水準を引き上げる対策をとれば十分ではないでしょうか。知らんけど。
超簡単にまとめると、
・ランキング1ページ目の鉄強預言者はザコ狩りでレート上げまくってる
・その他のランカーは上位陣に狩られるので、ゆっくりしかレートが上がらない
・ランキングTOP組に入りたければ、長期勝率56%を目指せ!!!
ということです。
今回の仮説はいかがでしたか?ご意見・ご感想はコメントにてお待ちしております。
では、またゴッフィー。
botではありません。Twitter:@botbotgaming
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